電気・電子部品から自動車分野まで
先端分野を開拓するUENO LCP®

LCP事業では、化学薬品事業の主力製品であるPOB®、BON6®を原料として液晶ポリマー(UENO LCP®)を生産・販売しています。
一貫生産の強みを活かし、お客様のニーズに合わせた高機能な製品を開発・提供しています。

上野液晶ポリマー UENO LCP®

UENO LCP®は、液晶ポリマーの世界的原料(モノマー)メーカーである上野製薬株式会社がその強みとノウハウを活かし、独自に研究開発した熱可塑性ポリマーです。
UENO LCP®は、難燃性を有し、環境にやさしい成形材料です。そして、LCPに期待される高流動・耐熱・高強度・汎用のグレードを揃え、幅広いお客様のニーズにお応えします。

LCPとは

LCPは、スマートフォン、パソコン、エアコンなどの電気・電子製品や自動車などの幅広い用途分野に重要部品として使用されています。一般にスーパーエンジニアリングプラスチックと呼ばれる高性能材料の代表的なものの一つです。
耐熱性が高いと共に、成形性をはじめ各種のユニークな特徴を有しています。その特長と発現の理由を下図に示します。

LCP(Liquid Crystal Polymer)の特長

  • 剛直な棒状構造を有する。
  • 溶融状態では、柔らかい紐状高分子と異なり、分子の絡み合いが少ないので、極めて流れやすい。高分子は流動方向に揃いやすい。
  • 成型時には、高分子は流れ方向に揃った状態のまま固まるため、成形品の寸法変化(収縮・反り)が小さい。
  • 分子の並びに方向性がある、流れ方向に揃った状態のまま固まる、などの性質は、種々の特性に異方性を発現。

UENO LCP®のグレード構成

モノマーメーカーである強みを活かして、各種の要求特性に対応できるよう分子設計を工夫し、低融点タイプの8100シリーズから高耐熱タイプの6000シリーズまで幅広いベースレジンをラインナップしています。各シリーズには、ガラス繊維やミネラル等をコンパウンドした多様なグレードを取り揃えており、幅広い用途に適用が可能です。

LCPの基本骨格となるモノマー

低融点タイプから高耐熱タイプまで幅広いベースレジンを保有

■UENO LCP®の長所

長 所 特 徴
1.優れた成形性 高流動性を有しながらバリがでません
2.寸法安定性 高弾性率、低線膨張率で成形歪みが小さい樹脂です
3.ハンダ耐熱性 鉛フリーハンダを含む幅広いハンダ条件に対応します
4.低アウトガス ガスの発生が極めて少ない樹脂です
5.制振減衰特性 高弾性率を有しながらも減衰特性に優れています
6.電気特性 耐電圧、長期耐久性に優れています
7.低誘電率、低誘電損失 特にGHz帯で低い値を示します
8.難燃性 難燃剤なしでUL-94 V-0です
9.耐溶剤性 ほとんどの溶剤に侵されません
10.ガスバリア性 水蒸気や気体を極めて透過させにくい樹脂です

 

UENO LCP®のサポート体制

LCPの専門メーカーである特徴を活かし、技術、生産、販売が一体となって迅速に対応できるサポート体制を確立しています。そのすぐれた技術サポート力を背景にした幅広い用途展開により、『UENO LCP®』は電気・電子分野を中心に広く世界に認知されています。
また、LCPのすぐれたポテンシャルをさらに活かすべく、他樹脂とのアロイや改質材としての展開にも積極的に挑戦しています。

<LCP事業>新着情報

2017.9.14
展示会出展のご案内を掲載しました。
(『第9回 IPF JAPAN2017(国際プラスチックフェア)』)PDF
2016.2.1
新着情報のページを更新しました。
グレード紹介・用途例・データ集のページを公開しました。
2016.1.21
会社ホームページのリニューアルに伴い、事業紹介ページを刷新しました。